前橋のキャッチフレーズは水と緑と詩の街

自然あふれる住みやすい前橋の様々な情報をご紹介します。

前橋の災害

前橋市がある群馬県は、これまでに甚大な被害を受けるような大きな地震がなかった地域として知られ、近年において全国の中でも台風の被害も少ないとされていますが、1947年(昭和22年)9月に発生したカスリーン台風では大きな被害を受けました。マリアナ諸島の東で発生したカスリーン台風は、鳥島の南西 400 km の海上に到達するころには、960 hPa(ヘクトパスカル)最大風速 45 m/s (メートル)に達していたといわれています。

592人が死亡

この台風は、本州に近づくころには勢力を弱め房総半島南端をかすめて通過しただけでしたが、当時日本列島近くに停滞していた秋雨前線に台風の湿った空気が加わることにより前線が活性化し、9月14日から15日にかけて戦後治水史上に記録を残す大雨を東日本に降らせました。
この時の前橋市の降雨量は391 mm を記録。赤城山麓では、土石流や河川の氾濫が多発したため群馬県では592人が死亡、赤城山南麓の荒砥川では土石流が大胡町(現前橋市)を襲い犠牲者72名を出しました。関東全体としては死者1,100人、家屋の浸水が30万3千160戸、家屋の倒半壊が3万1千381戸で罹災者が40万人を超える甚大な被害をもたらしました。

火山の噴火

活火山が6つある群馬県では、火山の噴火による被害を度々受けています。1783年(天明年)の浅間山大噴火では、約3か月続いた火山活動により山腹に堆積した大量の噴出物が崩壊したため大洪水が発生し、当時の上野国(こうずけのくに)現前橋市も大きな被害を受けました。明治から昭和にかけても浅間山や草津根山の噴火で死者を出しており、地震と火山噴火による死亡者数を比較した都道府県別のデータでは、群馬県がトップで火山噴火による死亡者が地震による死亡者を上回る結果を出しているほどです。